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8話 最短ルートのまわり道

مؤلف: 鈴奈
last update تاريخ النشر: 2026-02-23 20:00:41
 ワンワンと、犬の声が遠くから聞こえてくる。

「ここまで来れば大丈夫かな。ゆう、犬怖いの?」

「え。ど、どっちでも……」

「そうなんだ〜。猫の方が好き?」

「まあ……」

「動物は一番何が好きなの?」

「えっと……クマ……?」

「へえ〜。じゃあ今度、動物園行く?」

「いえ……」

「本物じゃなくて、キャラクターが好きって感じ?」

「はあ……」

 ぽつぽつ話しながら歩く。

 細い十字路に辿り着き、彼がまた、くいっと右に引っ張った。

「こっちだよ」

 ……え?

 あくまで体感の話だけど、最短ルートと言っていた割に、いつもより時間がかかっている気がする。それに、あくまで想像上の地図で考えただけのただの予想だけど、スーパーの位置は、もっと左側だと思う。

 つまり……。

「あの……遠まわり、だと思います……」

 彼が少し沈黙する。そして、

「……やっぱり、バレてたよね~。ごめん!」

 とお茶目な声音で言った。

「最短ルートって、嘘ついちゃってた。ゆうともっと長く手を繋いでいたかったから」

 ううっ! 時々こういう乙女ゲームのセリフみたいなのをはさむの、なんなんだろう。ドキッとして、胸が苦しくなる……
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تعليقات (1)
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あさりゅう
続きが気になる、、!
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  • AIカレシの愛楽くん   10話 In the systemー愛楽ー

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  • AIカレシの愛楽くん   9話 電源ボタンの行方

    「調味料は割とあったけど、バルサミコ酢と白ワインビネガーはなかったよね。オリーブオイルも切れてたな〜。ゆうは、値段と質、どっちを重視している派? 野菜と果物と肉は、栄養価を重視するために、一番鮮度が高そうなものを選んだよ」「や、安いもので……」 「了解! じゃあ、一番得なものを選ぶね! 俺にまかせて!」 彼がしゃがむ。オリーブオイルをいくつか手に取って見ながら、グラム数と値段とを見比べ、計算している。 首の後ろが大きく開いていて、背中が覗けそうだった……

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